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2024.09.06

【多様性をチカラに】常に自らをアップデートし続ける|特殊工事課 小林義生


多様性をチカラに変えるノーブルホームの人々を紹介するシリーズ
今回、仕事についてインタビューしたのは、工事部 特建工事課の小林さん。歯科医院・保養所・各種介護施設などの特殊建築物における現場監督として活躍しています。


成長と信頼の鍵は「素直」でいること

建築事務所を営む祖父の背中を見て育ち、高校卒業後は設備工事を学ぶ学校へ進むなど、幼少期から建築関係の仕事は身近な存在でした。親戚がノーブルホームで家を建てたことがきっかけとなり、新卒でノーブルホームへ入社し、注文住宅の現場監督として働くことに。建築に関わるなら、まずは現場のことを知りたいと思っていたため、職種希望は現場監督一択でした。

建築業界は奥が深く、日々新しい課題に直面します。最初はわからないと言うことを「恥ずかしい」と感じる時期もありましたが、大切なのは分かったふりをしないこと。判断に迷うことがあれば調べたり聞いたりして、自分なりの答えを出して現場にぶつけ、フィードバックをもらうようにしてきました。

ノーブルホームでは、取引先の企業様や現場の職人さんを敬意をこめて「パートナー企業/パートナーさん」と呼ぶのですが、その場しのぎの言葉を言ったり曖昧にしたりせず、いつも素直に向き合う姿勢を貫くことが、パートナーさんとの信頼関係構築にも繋がると思っています。良い人間関係が築ければ、それこそ本当のパートナーとしてお互いに協力し合える環境が生まれ、最終的には建物の品質向上にも繋がります。

特殊建築に挑み、新たな世界を切り拓く

特建工事課への異動が決まったのは、入社4年目のこと。パートナーさんともコミュニケーションが取れ、注文住宅の現場を円滑に進められるようになり、仕事がどんどん面白くなってきた時期です。そんな時に特建工事課のメンバーを増やしたいという話を聞き、「自分以外にできる人はいないはずだ!」と強い気持ちで立候補しました。

特殊建築に挑戦しようと思った一番の理由は「現場監督としてレベルアップしたい」という想いからですが、合わせて、別の会社で働く幼馴染の影響もあったかもしれません。彼は自分より早くキャリアをスタートし、特殊建築工事現場の電気工事職人として活躍していると聞いていたので、一歩先を行かれた感覚がありました。そのため「自分も早く同じステージに立って対等に話がしたい」と感じていました。先日彼と同じ現場で働く機会に恵まれて、“ついに並ぶことが出来た!”という気持ちが持てました。今後も切磋琢磨しながら高みを目指したいと思っています。

 

キャリアターゲットから学ぶ
知識と人間性を兼ね備えたエキスパートへ

特殊建築の現場では、防災やバリアフリーなど、一般住宅とは異なる知識が必要になります。避難警報装置やスプリンクラーのような特殊な設備もつきますし、建物のスケールが大きくなればなるほど細かいスケジュール管理や各工程の事前準備、段取りが重要です。

特殊建築に携わるようになって3年目。以前より主体的に動けるようになり、人に教える機会も増えてきました。しかし、尊敬する先輩方の姿を見ると、建築的知識全般から現場の進め方に至るまで、まだ学ぶべきことが山積していると実感します。

先輩方から学ぶのは、専門知識だけではありません。彼らの振る舞い方や視野の広さなど、人生の先輩として尊敬する点も数多くあります。私は「先輩方が持つ知識や人間性を、30代後半までには身に付けること」を目標に、日々学んでいるところです。身近な場所に目標となる先輩がいることで、自身の成長が加速されると確信しています。

極める姿勢を貫く
日々の成功体験が導くNo.1への道

昔から負けず嫌いな性格ですが、それは「自分が携わったからには、その分野においての“No.1”を目指したい」という思いからです。今は特殊建築の世界をもっと極め、「この難しい現場は小林に任せよう」と頼られる存在になりたいと思っています。

一つの分野を極める姿勢は、仕事以外でも大切にしています。学生時代から続けている筋トレは、一昨年からボディビルの大会出場へと発展しました。健康維持はもちろん、一つの道を極める過程で得られる達成感は、仕事にも良い影響を与えています。

高い目標の達成には、日々の努力が欠かせません。しかし、私にとってそれは苦痛ではなく、むしろ成功体験の積み重ねを楽しんでいる感覚があります。建築現場では予期せぬ事態も多いですが、先を見越した準備をすることで、即座に対応できる喜びがあります。例えば、次工程で必要になるである材料について「納期はどうなってる?」と聞かれたときに、「明日届きます」と即答できる。そういった小さな成功体験が日々のやりがいとなり、さらなる成長へと繋がっていくのです。

私が特殊建築に情熱を注ぐことで、若手社員にも「面白そうだからチャレンジしてみたい」と思ってもらえれば嬉しいです。それがノーブルホーム全体のレベルアップにも繋がると信じています。特殊建築は確かに難しいですが、その分やりがいも大きいのです。日々の努力と成功体験の積み重ねが、私たち一人ひとりの、そして会社全体の成長を導いていくのだと確信しています。